この記事は、2024年8月に搭乗したANA NH216便の記録です。現在の運航状況やサービス内容とは異なる可能性があるため、最新情報を調べている方は、2026年1月に同じNH216便へ搭乗した記事もあわせてご覧ください。
ANA NH216搭乗記|パリ発羽田行きビジネスクラスを正直レビュー【B787-9・2026年1月】
- 結論|2024年のNH216は、座席の古さはあるが白州と安定したサービスが印象的
- 2024年と2026年のANA NH216を比較
- ANA NH216 パリ発羽田行きのフライト概要
- LifeMilesで片道発券|2名分の総費用は約33万3,000円
- パリ・シャルル・ド・ゴール空港T1から出発
- B787-9ビジネスクラスの座席をレビュー
- アメニティはETTINGERのポーチ
- ANA NH216の機内食とドリンク|2024年は白州を楽しめた
- 機内エンターテインメントと無料Wi-Fi
- ANA NH216ビジネスクラスで良かった点
- 気になった点
- ANA NH216ビジネスクラスをおすすめできる人
- ANA NH216ビジネスクラスのよくある質問
- まとめ|最新シートではないが、帰国便として安心して過ごせた
- 関連記事
結論|2024年のNH216は、座席の古さはあるが白州と安定したサービスが印象的
2024年8月、パリ・シャルル・ド・ゴール空港から羽田空港まで、ANA NH216便のビジネスクラスを利用しました。
先に結論を書くと、搭乗したBoeing 787-9の「ANA BUSINESS STAGGERED」は、最新のドア付き個室型シートと比べると古さやプライバシー面の弱さを感じます。一方で、全席から直接通路へ出られること、フルフラットで横になれること、機内食やアラカルトが充実していることなど、長距離便を快適に過ごすための基本はしっかり整っていました。
- 1-2-1配列で、すべての座席から直接通路へ出られる
- フルフラットになるが、個人的にはやや硬めに感じた
- 最新シートと比べると収納と個室感は弱い
- 2024年8月の便ではジャパニーズウイスキーに白州が用意されていた
- コース形式の機内食に加え、ラーメンなどのアラカルトも注文できた
- LifeMilesを使い、パリ発羽田行きを2名分片道発券した
特に印象に残ったのは、行きのJAL便で山崎、帰りのANA便で白州を楽しめたことです。座席だけを見れば新型ビジネスクラスの方が魅力的ですが、食事やサービスを含めた総合評価では、安心して日本へ帰れる満足度の高いフライトでした。
2024年と2026年のANA NH216を比較
私は2024年8月と2026年1月に、同じパリ発羽田行きのNH216便へ搭乗しました。2回ともB787-9のANA BUSINESS STAGGEREDでしたが、発券方法やウイスキー、Wi-Fiの利用方法には違いがありました。
| 比較項目 | 2024年8月 | 2026年1月 |
|---|---|---|
| 発券方法 | LifeMilesで片道発券 | ANAマイルで特典航空券を発券 |
| 機材・座席 | B787-9/ANA BUSINESS STAGGERED | B787-9/ANA BUSINESS STAGGERED |
| ジャパニーズウイスキー | 白州 | 響、Ao |
| Wi-Fi | ビジネスクラス無料化直後に利用 | 事前メールで届くコードを利用 |
| 記事の主な役割 | LifeMiles発券・白州・2024年の体験記 | 現在に近い座席・食事・サービスの総合レビュー |
機材、座席、ドリンク、機内食などは、運航日や機材変更、搭載状況によって変わります。特定の座席や銘柄を目的に予約する場合は、搭乗前にANA公式サイトとシートマップを確認してください。
ANA NH216 パリ発羽田行きのフライト概要
| 項目 | 2024年8月搭乗時の内容 |
|---|---|
| 航空会社 | 全日本空輸(ANA) |
| 便名 | NH216 |
| 出発地 | パリ・シャルル・ド・ゴール空港(CDG) |
| 到着地 | 東京・羽田空港(HND) |
| 出発ターミナル | ターミナル1 |
| 機材 | Boeing 787-9 |
| 座席クラス | ビジネスクラス |
| 座席タイプ | ANA BUSINESS STAGGERED |
| フライト時間 | 約13時間30分 |
ANAのCDG空港案内や使用ターミナルは変更される可能性があります。搭乗前には、ANA公式のシャルル・ド・ゴール空港案内も確認しておくと安心です。
LifeMilesで片道発券|2名分の総費用は約33万3,000円
今回のNH216は、ANAマイルではなく、アビアンカ航空のマイレージプログラム「LifeMiles」を使って片道発券しました。
ヨーロッパ旅行から日本へ帰る便を探していたところ、パリ発羽田行きのANAビジネスクラスに2名分の特典枠を確認。LifeMilesをセールで購入し、そのマイルを使って発券しています。
| 項目 | 実績 |
|---|---|
| 必要マイル | 75,000マイル×2名 |
| 150,000マイルの購入費 | 1,914ドル |
| 発券時の支払い | 305ドル |
| 合計 | 2,220ドル |
| 当時の円換算 | 約333,000円 |
2名分の片道ビジネスクラスとして約33万3,000円なので、誰にとっても「格安」と言える金額ではありません。ただし、パリから羽田までの直行便を旅行直前に2名分確保できたことを考えると、私にとっては現実的な選択肢でした。
LifeMilesはマイル購入費だけでなく、発券手数料、変更・キャンセル条件、為替も含めて判断する必要があります。購入からANA側での予約確認、座席指定までの流れは、以下の記事で詳しくまとめています。
LifeMilesでANAビジネスクラスを片道発券した費用と手順
パリ・シャルル・ド・ゴール空港T1から出発
TGV駅があるターミナル2からCDG VALでターミナル1へ移動
今回はフランス国内からTGVでシャルル・ド・ゴール空港へ向かったため、まずターミナル2側へ到着しました。ANA便が出発するターミナル1へは、空港内の無料シャトル「CDG VAL」で移動します。

空港内には「CDGVAL」や「Terminal 1」の案内が出ています。シャルル・ド・ゴール空港は広いため、初めて利用する場合は移動時間も含めて余裕を持っておいた方が安心です。


免税手続きはチェックイン前に済ませた
ターミナル1では、チェックインカウンターへ向かう前に免税手続きを行いました。免税書類のバーコードをPABLO端末で読み取り、緑色で承認されれば基本的な手続きは完了です。
今回はフランス以外のヨーロッパで購入した商品もあったため、一部は有人カウンターで確認を受けました。購入品を受託手荷物へ入れる場合は、預ける前に手続きを済ませる必要があります。

PABLOの場所、赤色表示になった場合の対応、Global Blueの返金確認方法は、以下の実体験記事に分けています。
シャルル・ド・ゴール空港T1の免税手続き方法|PABLOの場所・Global Blue返金まで
ビジネスクラスカウンターでチェックイン
免税手続き後、1つ上のフロアにあるANAのチェックインカウンターへ向かいました。ビジネスクラス専用カウンターは混雑しておらず、受託手荷物を預けてスムーズに手続きを終えています。

優先レーンで保安検査へ
チェックイン後は、ビジネスクラス利用者が使える優先レーンから保安検査へ進みました。シャルル・ド・ゴール空港は移動距離が長く、一般レーンが混雑することもあるため、優先レーンを使える効果は大きいと感じます。

スターアライアンスラウンジでシャワーを利用
保安検査と出国手続きの後は、ターミナル1のスターアライアンスラウンジを利用しました。

ラウンジ内にはソファ、作業スペース、軽食、ワインやビールなどがあり、長時間フライト前に休憩できます。今回は空港内での買い物に時間を使ったため滞在は短めでしたが、シャワーを利用できたのは助かりました。
B787-9ビジネスクラスの座席をレビュー
搭乗後はウェルカムドリンク
搭乗して座席へ着くと、ウェルカムドリンクとしてシャンパンまたはオレンジジュースが配られました。
プラスチックカップでの提供については好みが分かれそうですが、私はそこまで気になりません。離陸後の食事でも改めて好きなドリンクを注文できるため、ここで無理に飲む必要もありません。

座席は1-2-1配列のANA BUSINESS STAGGERED
搭乗したBoeing 787-9のビジネスクラスは、1-2-1配列のANA BUSINESS STAGGEREDでした。座席を互い違いに配置することで、すべての座席から直接通路へ出られる構造です。

ANA公式でも、B787-9の246席・215席仕様は、スタッガード配列のフルフラットシートで全席通路アクセスと案内されています。ただし、B787-9には複数の座席仕様があるため、予約時には便名だけでなくシートマップまで確認した方が安全です。
ANA BUSINESS STAGGERED B787-9の座席案内(ANA公式)
全席通路アクセスは便利。ただし最新シートほどの個室感はない
窓側席でも隣の乗客をまたがずに通路へ出られるため、食後や就寝中に席を立つ際はかなり楽です。長距離便ではお手洗いへ行く回数も増えるので、全席通路アクセスは実用面で大きなメリットがあります。
一方、ドア付きの個室ではなく、通路側には壁もありません。エコノミーやプレミアムエコノミーよりプライベート感は高いものの、近年の新型ビジネスクラスと比べると、囲われ感や収納面では見劣りします。
フルフラットになるが、寝心地はやや硬め
座席は180度のフルフラットになり、ベッドパッドを敷いて横になれます。約13時間30分のフライトで体を水平にできることは、それだけで到着後の疲れ方を大きく変えます。

ただし、個人的にはベッドパッドを敷いても少し硬く感じました。腰や背中が痛くなりやすい方は、枕や毛布を追加してもらい、体の下に入れて調整すると良いと思います。
シート操作は簡単だが、収納は少なめ
リクライニングやフルフラットへの変更は、座席脇の操作パネルから行えます。大きなテーブルと電源、USBポートがあり、食事やスマートフォンの充電には困りませんでした。

気になったのは、小物をまとめて入れられる収納が少ないことです。スマートフォン、財布、充電ケーブル、メガネなどを置く場所を最初に決めておかないと、就寝前に散らかりやすくなります。貴重品は手元に置き、頭上の荷物にも鍵をかけておく方が安心です。
アメニティはETTINGERのポーチ
2024年8月搭乗時のアメニティは、ETTINGERのポーチでした。ポーチの中にはスキンケア用品やエコバッグなどが入っていました。


以前のグローブ・トロッター製ポーチと比べると、個人的には特別感が弱くなった印象です。ただし、アメニティは時期や路線で変更されるため、この内容が現在も同じとは限りません。
ANA NH216の機内食とドリンク|2024年は白州を楽しめた
機内食は事前にメニューを確認・予約
ANAの国際線ビジネスクラスでは、路線と搭乗時期に応じた機内食・ドリンクメニューを事前に確認できます。
今回はビジネスクラスの後方席を指定していたため、希望するメニューが品切れになるリスクを避ける目的で、事前に洋食を予約しました。食べたいメニューが決まっている場合は、対象便で事前予約が可能か確認しておくと安心です。


ANA国際線ビジネスクラスの機内食・ドリンク案内(ANA公式)
シャンパンとアミューズからスタート
離陸後は、シャンパンをいただきながら食事を始めました。機内食はアミューズ、前菜、メイン、デザートの順で提供されます。


ジャパニーズウイスキーは白州
この便で特に嬉しかったのが、ジャパニーズウイスキーに白州が用意されていたことです。

往路のJAL JL045では山崎をいただき、復路のANA NH216では白州。私は山崎より白州の方が好みなので、メニューで見つけた時はかなり嬉しいサプライズでした。
往路のJAL JL045ビジネスクラス搭乗記|山崎を楽しめた2024年8月の羽田発パリ行き
ただし、ジャパニーズウイスキーの銘柄は路線、時期、在庫で変わります。2026年1月のNH216では白州ではなく響とAoでした。白州や山崎を確実に飲めるサービスではない点には注意してください。
ディナーは洋食を選択
今回選んだ洋食の内容は次のとおりです。
- アミューズ:チョリソのミニケーキ、ゴートチーズとアーティチョーク
- 前菜:ビーツでマリネしたスモークサーモン、レモンと蜂蜜のソース
- メイン:牛フィレ肉のステーキ、ポートワインソース
- パン:ウィーン風ブレッド、ポピーシードブレッド、バゲット
- デザート:マンゴーとココナッツのムース
メインの牛フィレ肉は、ポートワインソースとの相性が良く、機内食として十分満足できました。一方、パンは私の好みとは少し合わず、「次回はご飯と味噌汁でも良いかな」と感じています。




アラカルトで一風堂のラーメンとハーゲンダッツ
食事の後、好きなタイミングで注文できるアラカルトから、一風堂のラーメンをいただきました。
麺そのものより、久しぶりに飲む日本らしい味のスープが印象的でした。約2週間、日本食をほとんど食べていなかったこともあり、帰国便で食べるラーメンは普段以上においしく感じます。最後はハーゲンダッツも追加しました。


到着前は和朝食
到着前の食事は和朝食を選びました。日本到着前に食べる優しい味の和食は、長時間の移動で疲れた体に合います。

機内エンターテインメントと無料Wi-Fi
座席には個人用モニターとノイズキャンセリングヘッドホンが用意されています。私は長時間ずっと映画を見るタイプではありませんが、食事中や眠る前の時間を過ごすには十分でした。
2024年8月の搭乗時は、ANA国際線のファーストクラス・ビジネスクラスでWi-Fiが無料化された直後でした。バウチャーコードを入力して接続し、メールや軽いウェブ閲覧は問題なく利用できました。
衛星通信を使う機内Wi-Fiなので、地上と同じ速度や安定性は期待できません。それでも、家族への連絡や到着後の予定確認ができるだけで実用性は高いです。
ANA国際線ビジネスクラスの無料Wi-Fiを実際に使った感想と接続方法
ANA NH216ビジネスクラスで良かった点
- 全席通路アクセス:窓側席でも隣を気にせず席を立てる
- フルフラット:約13時間30分の長距離便で横になれる
- 食事の選択肢:コース料理だけでなくアラカルトも注文できる
- 日本語での安心感:帰国便で落ち着いて過ごしやすい
- 白州:2024年8月の搭乗時は機内で楽しめた
- 無料Wi-Fi:必要な時に連絡や予定確認ができた
気になった点
- 座席の古さ:新型のドア付き個室シートと比べると見劣りする
- 寝心地:ベッドパッドを敷いても個人的にはやや硬い
- 収納:小物をまとめて入れられる場所が少ない
- 個室感:通路との間にドアがなく、視線や物音はある程度入る
- 発券難易度:ANAマイルの特典枠は取りにくく、LifeMilesも条件確認が必要
ただし、これらは最近の新型ビジネスクラスと比較した場合の話です。エコノミーやプレミアムエコノミーと比べれば、座席の広さ、食事、休みやすさは大きく異なります。
ANA NH216ビジネスクラスをおすすめできる人
おすすめできる人
- パリから羽田まで直行便で帰りたい人
- 長距離便では横になって休むことを重視する人
- 最新シートより、日系航空会社の安心感を優先する人
- 機内食やアラカルト、ドリンクを楽しみたい人
- ANA以外の提携マイルも含めて特典航空券を探せる人
注意した方がいい人
- ドア付き個室や最新型シートを最優先する人
- 柔らかいベッドのような寝心地を期待する人
- 白州や山崎など、特定の銘柄を目当てに搭乗する人
- LifeMilesの為替・手数料・変更条件を確認せずにマイルを購入する人
ANA NH216ビジネスクラスのよくある質問
ANA NH216はCDG空港の何ターミナルから出発しますか?
2024年8月の搭乗時はターミナル1から出発しました。ANA公式の空港案内でもターミナル1が案内されていますが、運用は変更される可能性があるため、搭乗前に最新情報を確認してください。
NH216のビジネスクラスはTHE Roomですか?
2024年8月に搭乗した便はTHE Roomではなく、B787-9のANA BUSINESS STAGGEREDでした。ANAには複数のB787-9仕様があるため、予約時のシートマップで座席配列を確認してください。
すべてのビジネスクラス座席から通路へ出られますか?
今回のANA BUSINESS STAGGEREDは1-2-1配列で、すべての座席から直接通路へ出られました。
ANA NH216のビジネスクラスでラウンジは使えますか?
2024年8月は、ターミナル1のスターアライアンスラウンジを利用しました。対象者や営業時間、運用は変わる可能性があるため、ANA公式案内と当日の搭乗券を確認してください。
ANA国際線ビジネスクラスのWi-Fiは無料ですか?
2024年8月の搭乗時は無料で利用できました。接続方法や対象機材は変更される可能性があるため、最新のANA Wi-Fi案内を確認してください。
LifeMilesでANAビジネスクラスを発券する価値はありますか?
ANAマイルで空席が見つからず、LifeMiles側で希望便の空席が見つかる場合には選択肢になります。ただし、マイル購入費、為替、発券手数料、変更・キャンセル条件まで含めた総額で判断すべきです。
2024年の搭乗記と2026年の搭乗記はどちらを読めばいいですか?
LifeMiles発券費用、白州、2024年当時のアメニティを知りたい方は本記事が向いています。現在に近い座席、食事、Wi-Fi、サービスの感想を知りたい方は、2026年1月の搭乗記をご覧ください。
まとめ|最新シートではないが、帰国便として安心して過ごせた
2024年8月に搭乗したANA NH216のビジネスクラスは、座席の古さや収納の少なさなど、最近の新型ビジネスクラスと比べて気になる部分もありました。
それでも、全席通路アクセスのフルフラットシートで休み、コース料理とアラカルトを楽しみ、必要なら無料Wi-Fiも使える。パリから羽田までの長距離帰国便として、十分に満足できる内容です。
私にとっては、行きのJALで山崎、帰りのANAで白州を楽しめたことも、2024年のヨーロッパ旅行を象徴する思い出になりました。
ANAマイルで特典枠が見つからない場合でも、今回のようにLifeMilesなど提携航空会社のマイルから予約できる場合があります。ただし、バイマイルは必ず得になる方法ではありません。希望便の空席と有償航空券の価格を確認したうえで、総支払額を比較して判断することが重要です。



コメント